熊野古道(中辺路ルート)
            
平成17年7月14日(木)  

浜の宮王子から熊野那智大社まで(約7km)

この日は、熊野権現と呼ばれる12の御神輿が扇御輿に身をやつしその昔鎮座していた那智の滝のふもとに帰省する「那智の火祭り」の行事の日でJR那智駅から熊野那智大社を目指して歩いてみました。那智の火祭りの日だけにバス・車を多く見ましたが、歩いて行っている人は、全然見かけませんでした。

 
JR那智駅から5分の所にある「浜の宮王子」は、那智山参拝の前にこの王子で潮垢離を行い身を清めたといわれております。 浜の宮王子の隣にある「補陀洛山寺」は、浜の宮王子の守護寺です。
 木漏れが差す中に
「曼荼羅の道」が続きます。
 
「市野々王子」は、那智参拝をする多くの人のためにここに市が出来たことから呼ばれています。
 緩やかな坂を登っていくと全長500m、高低差100mの石畳が続く
「大門坂」があり、樹齢800年の「夫婦杉」の間を石畳の道が続きます。
 「那智大社」は熊野三山の一つで467段のに及ぶ石段の上に立つ拝殿では、この日に行われる火祭りのための扇御輿が鎮座していました。
 那智大社から別宮飛瀧神社のご神体としての「那智大滝」を望みます。 
浜の宮王子  補陀洛山寺   曼荼羅の道
市野々王子   大門坂入口   夫婦杉
大門坂の石畳  那智大社と扇御輿  那智大社からの那智大滝
那智の火祭り
         
平成18年9月21日(木)
 
滝尻王子から近露王子まで(約14Km)

 広島から大阪まで夜行バス。大阪から紀伊田辺駅まで特急電車で行き、またバスで滝尻王子に。滝尻王子から熊野の聖域に入るだけにアップダウンが厳しくそれだけに古道の雰囲気が残る道です。
滝尻王子を11時スタートです。滝尻王子から急な石段を登ることになりいきなり険しい道に。
 高原熊野神社は熊野古道沿いで最も古い神社建造物です。アップダウンの険しい道や杉林を進んで行くとやっと今日泊まる近露の町並みが見えてきました。結構きつい道でした
滝尻王子    高原熊野神社  高原熊野神社先の古道から
大門王子跡  近露の町並み   近露王子
       近露王子に16時30分到着です。


 今日の宿泊は、民宿「ちかつゆ」。(部屋は、玄関から入ってすぐ左の部屋)いい温泉(ぬるっとした)のお風呂が隣接してあり、ゆくっり疲れをとりスーパードライを飲んで明日は、近露王子から熊野本宮大社まで27Kmありますので早めに就寝し、明日に備える こととします。   
平成18年9月22日(金)
 
近露王子から熊野本宮大社まで(約27Km)

 前日、同じ宿に泊まっていた愛知県の一人歩きの人と、一緒に7時に出発です。
 出発して約15kmの所にある「三越峠で昼食をとるように」。宿の主人のアドバイス。それまでの小広峠・草鞋峠・岩上峠のアップダウンの古道歩きで宿から持って来たペットボトル2本の飲み水も昼食を摂ったときは既に1本半飲み残りは半分にーーー。
 昼食を摂った三越峠から残り12km。喉はまだまだ渇いているし、「どうしよう」と不安になって出発。しばらく行くと山水がホースから流れており、この水「飲めます」。私にとって「命の水」。飲めるだけ飲み猪鼻王子・ 発心門王子・水呑王子等を経て熊野本宮大社へ。 
 古道から  とがの木茶屋   熊瀬川王子跡
古道の道  岩神王子 命の水
猪鼻王子  発心門王子    水呑王子 


  15時30分無事熊野本宮大社に到着。今晩宿泊するホテルのお迎えの車で川湯温泉にーーー。
 この道は「命の水」と一緒に歩いてくれた愛知県の人(どこかの大学の先生?)が思い出に残る道でした。