鹿 島 の 段 々 畑



右の島が鹿島

倉橋島にある鹿島は、広島県の最南端に位置する島で「万葉の文化漂う史跡の町」倉橋町に属します。倉橋町は、瀬戸内海航路の寄港地として多くの人や船が立ち寄りました。また海賊の取り締まりのため警護役所も設けられるなど交通の要所で、遣唐使船も建造されました。そんな倉橋町に属する鹿島は昭和50年鹿島大橋が完成し倉橋本島とつながりましたが、平地が少なく急斜面の山が迫り、そのため耕地も少ないので石垣を築いて耕地化していきました。 先人達が生きるための苦悩の歴史の所産である鹿島の段々畑が見たくなり、鹿老渡まで車で行きそこから鹿島大橋を渡り段々畑まで歩いてみました。
段々畑はすばらしいものですが、後継者が居なくなってきたのか、荒れてきているものがあり、今後どうにかして残して頂きたいものだと思いました。なお、
段々畑の通路には所々猪よけの電線が横切っているので注意して下さい。      

倉橋町は、平成17年3月20日呉市に合併しました。

鹿老渡の船だまり   鹿島大橋 鹿島大橋を右手に見ながら 
段々畑のある宮の口の集落  家にも石垣が使われています    段々畑からの景色


 

                                  

段々畑
 宮の口からの景色